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ブロックチェーンがブロックチェーンじゃなくなるときはいつ?

これまでCordaを応援して下さっているみなさまに大変感謝しております。しかし、真実ではない噂が流れていることは非常に残念に思います。

物事の正当性はいつの時代も問題になります。新しいアイデア、テクノロジーや文化的現象が主流になるとき、常にメディアの目に晒されます。数年を巻き戻して、オックフォード英語辞典で”meme”という単語の意味を調べてみると、それがInstagramの可愛くない猫か残念なマイケルジョーダンの写真に更新されていると、誰が想像していたでしょう?

私たちが2015年にR3を立ち上げたとき、ビットコインやブロックチェーンを支えられる技術、そして金融市場への適用の可能性に触発された会社は一握りでした。役員会の会話やブロックチェーン絡みのメディアが使う言葉が、当時、分散台帳技術を最も良く表現していました。

人間は習慣の生き物です。時が経つにつれて、ブロックチェーンという用語はあらゆる分散台帳を示すようになってきました。テクノロジーが成熟し、異なるユーザーのニーズを満たすように進化しているにも関わらずです。これは私たちの業界だけの話ではありません。Canonのマーケティングチームは、人々がコピー機をゼロックスと呼ぶのを止めるよう、もっと時間を費やすべきでした。

しかしながら私たちは今、また同じ正当性の罠にはまってしまいそうになっています。Cordaは、当初から分散台帳プラットフォームであり、これまでのブロックチェーンプラットフォームではないと言い続けてきました。またブロックチェーンに似せようとしたこともありません

当初、私たちのアーキテクチャーチームは、既存のブロックチェーンを採用するか、適用するか、一から作るか、の選択が最優先であると考えました。別の言い方をすると、もし現在市場にある伝統的なブロックチェーンのようなプラットフォームが、規制された金融機関の目的にフィットするのであれば、私たちは一から独自のプラットフォームを構築する必要はありませんでした。喜んでそれを採用するか、必要な範囲内で適用していたでしょう。

ブロックチェーンはビットコインやイーサのような仮想通貨の取引をハンドリングするために構築されたソフトウェアです。コンソーシアムのメンバーである銀行と共に調査・研究していく中で、私たちはこのテクノロジーを深く考えず盲目的に金融市場へ適用することは出来ないと、早い段階で気が付きました。規制上の問題やプライバシーやスケーラビリティの問題を無視して進めるわけにはいきません。それがCordaを開発した理由です。

オープンソースである分散台帳技術Cordaは、金融業界の特定のニーズに対応するために一から設計されました。ブロックチェーンの良い面に強く影響されていますが、設計上の判断は、規制された金融機関のニーズを満たすようされています。

決定的な違いは、Cordaでは取引当事者だけにしかデータへのアクセスを認めていない点です。データをネットワーク全体で共有しません。Corda上の金融取引は執行力を持ち、ビジネスロジックと関連する法律文書のデータにリンクしています。これにより、プラットフォーム上での金融取引を法律に根付いたものとしているのです。

Cordaは金融業界の特定のニーズに対応するために一から設計されました。現在、分散台帳プラットフォームの構築事例は数件しかありません。そして、金融業界を横断縦断して70社以上のグローバル企業によって開発された例は一つもありません。Cordaは唯一であり、その発表はマーケットにとって画期的な出来事でした。

ブロックチェーンがブロックチェーンじゃなくなるときはいつ?それはCordaがCordaと呼ばれるときでしょう。